第25回「現代の創造展」が11月23日から、飯田市美術博物館(飯田市追手町)で開かれている。
南信州にゆかりのある作家による現代アートの合同展で、日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、コンテンポラリーの7部門で構成。実行委員34人が、公募作品や近年の活動状況を踏まえて出品者を選定しており、今回は157人が出品。このうち12人は初参加となる。
実行委員の手塚俊尚さんは「公募展や個展など、作家一人一人の取り組みを日頃から見ながら情報交換し、委員全員で協議して出品者を決めている」と話す。
展示方法は第20回の展示から、作品の大きさやテーマに応じて分野の壁を取り払ったスタイルに変更。ロビーや市民ギャラリーなど、同館全体を展示スペースとする。手塚さんは「この展示方法を評価する声がある一方、従来の部門展示を望む意見もあり、さまざま寄せられる」と説明する。
会期中はギャラリートークも予定。11月29日10時から中学生、13時30分から出品者、12月7日10時から高校生、13時30分から出品者が、それぞれ登壇する。
昨年は子ども連れの来館者も多かったという。手塚さんは「展示を見に来る世代の広がりを感じている。若い世代にも関心を持ってもらえれば」と話す。
開館時間は9時30分から17時(最終入場は16時30分)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。観覧料は一般310円、高校生以下無料。12月14日まで。