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飯田で「南信州環境メッセ」 ゼロカーボン社会目指して水素をより身近に

ポスターを持ってアピールする中島武津雄実行委員長

ポスターを持ってアピールする中島武津雄実行委員長

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 「南信州環境メッセ2025」が11月1日・2日の2日間、飯田のエス・バード(飯田市座光寺)で開催される。

南信州環境メッセ2024の会場の様子

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 リニア中央新幹線の新時代を見据えてゼロカーボン社会を目指して始まり、今年で5回目となる同イベント。信州大学のグリーン水素に注目が集まる中、11月1日の「ゼロカーボンミーティングin南信州」では、信州大学学術研究・産学官連携推進機構リサーチアドミニストレーション室の宮原大地准教授が「南信州におけるエネルギーの地産地消に向けたグリーン水素の可能性」と題して基調講演を行う。その後、パネルディスカッションやゼロカーボン講座で「うんこ先生の出前授業」、子どもたちの環境の取り組みなどの発表を行う。

 2日は、エコレンジャーショーやゼロカーボン啓発人形劇「こわーい未来美術展」、サイエンスアーティスト「おがちゃん」のサイエンスショー、飯田高校の断熱ワークショップの発表、飯田市が主体となる「うごくる」が中学生以上を対象にしたカーボンニュートラルカードゲームなどを行う。

 2日間で企業・行政など60団体が参加。屋内会場では、信州大学アクアリジェネ―ション機構による光触媒を使った世界最大規模のグリーン水素製造技術の実証実験について紹介するほか、参加団体や企業などによる太陽光関連やごみ処理関連、環境素材など製品紹介や、商品販売、体験会、相談会などを行う。屋外会場では、次世代の水素自動車、EV展示や試乗会、ゼロエミッションタクシー、ペレットストーブ、エアロバイク型人工発電体験なども行う。エコやエシカルを意識したキッチンカーやフードコーナーの出店もある。

 この他、会場内を巡ってスタンプを集めた参加者に記念品を用意するスタンプラリーなどの親子で楽しめる企画、飯田エフエム放送によるラジオの公開生放送(11月1日12時~15時)も行う。

 中島武津雄実行委員長は「今年は異常な暑さで、地球温暖化を肌で感じる夏だった。信州大学のグリーン水素のように世界をリードする研究の成果ほか、さまざまな企業の取り組みを見て、体験して、学んで、楽しんで、ゼロカーボンをはじめ環境を考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は両日とも10時~16時。入場無料。

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