
「南信州天龍峡マルシェ」が10月26日、天龍峡一帯(飯田市川路~龍江)で行われる。主催は実行委員会と天龍峡観光開発整備推進協議会。
色とりどりのテントが並ぶクラフトエリア、背後にはTENRYUKYOUの大文字看板
12回目となる同イベント。昨年は8000人の人出でにぎわった。今年は新たに太田下駐車場に「天空エリア」を設け、キッチンカー18店を中心にミニSLの展示・写真撮影や大道芸、飯田市立病院の手術ロボット「hinotori」の体験車など、家族で楽しめる催しを行うという。駐車場横の農産物直売所「あざれあ」では「スマイルマルシェ」を同日開催し、グルメや体験など16店が出店する。
姑射橋広場から天龍峡北駐車場までは「龍神エリア」として、地元で採れた農産物、農産加工品、地元グルメなど約40店が出店。かつての天龍峡土産の代名詞だった「檜笠(ひのきがさ)煎餅」の復活プロジェクトのブースでは復活を後押しする追手門学院大学(大阪府茨木市)の学生らが「檜笠煎餅」を販売する。同大地域創造学部地域創造学科の井上祥太朗さんは「『檜笠煎餅』を復活させることで天龍峡の魅力を再発見できるきっかけになれば。懐かしい煎餅を再現したので、天龍峡マルシェにぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。そのほか旧車の展示や南信州産シードルの試飲販売「あつまれシードルの谷」なども行う。
天龍峡第一公園横の遊歩道から中央駐車場までは「峡谷エリア」として、地元作家による木工・陶器・布小物・アクセサリーなどクラフト関係約110店が出店。高校生による呈茶、「けん玉大会」(13時30分~)、「即興昇龍パフォーマンス」(10時30分~、12時30分~)なども行う。
同実行委員長の牧内健さんは「毎年晴天の下で行われるイベント。天龍峡の素晴らしい秋を感じながらマルシェを楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。少雨決行。当日は川路多目的広場の専用駐車場からシャトルバス(100円)を運行する。