
オンラインデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が8月27日、飯田市の一部地域でサービスを始めた。北海道、長野県、岐阜県の計8都市で新規展開するエリアの一つで、飯田市と高森町、喬木村、豊丘村の一部が対象となる。
8月28日にウーバーイーツ初注文を受けた「Pizza & cafe hikonoKi (ヒコノキ)」
Uber Eatsは2015(平成27)年にカナダ・トロントで始まり、日本では2016(平成28)年に上陸。注文者、加盟店、配達パートナーをリアルタイムでマッチングし、料理や食料品、日用品、医薬品などを配達する仕組み。現在は全国47都道府県で展開している。
飯田市での配達エリアは、JR飯田線沿線を中心とした中心市街地と川路・鼎・時又・上郷地区で、高森町の市街地、喬木村北部、豊丘村の一部エリアなどに限られる。
サービスは24時間利用可能で、注文受け付けの時間帯は店によって異なる。坂道や自動車移動が多い飯田地域の特性を踏まえ、配達手段には自転車のほか、原付きバイクや軽バンなども活用する。
開始時点で利用できる加盟店は49店舗で、そのうち40店舗が個人経営の中小店舗。焼き肉をはじめとする鉄板焼き、中華、ベーカリー、カフェなど多彩な業種がそろう。
Uber Eats Japan広報の西嶋さんは「子育て世代をはじめ、仕事や家事、育児、介護などで多忙な方々に、ぜひ利便性を実感してほしい」と話す。配達パートナーはチラシ配布や既存登録者からの紹介などで募集しており、今後の利用状況を見ながら近隣町村への拡大も検討するという。
西嶋さんは「買い物や料理に時間を取れない方、車が使えない時などに、Uber Eatsで玄関先まで平均30分で届くサービス」と紹介。「忙しい時や体調不良の時、ご褒美にも。生活のさまざまな場面で活用できるので、ぜひ一度利用してみてほしい」と利用を呼びかける。
利用はスマートフォンやパソコンから専用サイトにアクセスし、配達先住所を入力の上、利用可能な店の中からメニューを選び、オンラインで決済する形式。電話での問い合わせや注文には対応していない。