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松川町の選果場で「サンつがる」の出荷始まる やや小ぶりながら良い仕上がり

サンつがるを選果する選果員

サンつがるを選果する選果員

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 JAみなみ信州農協が8月16日、松川インター選果場(松川町大島)で早生リンゴ「サンつがる」の出荷を始めた。例年より4日早く、昨年と同じ。

出荷されたサンつがる

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 選果初日は、飯田市や松川町、高森町、豊丘村、阿智村の約20軒の農家から、合計約2.9トンの「サンつがる」が同選果場に持ち込まれた。8時から選果員による目ぞろえ会が開かれ、8時30分に選果を開始。リンゴの選果レーンでは約30人の作業員が「玉詰め」や「選果」などの作業を行った。初選果の同品種は長野県内をはじめ中京方面に出荷する。

 今年は6月中旬以降、降雨が少なく、「日焼け」「高温障害」を心配したが、8月に入り、適度な降雨と気温が落ち着いた影響もあり、やや小ぶり傾向ながら糖度が高く、良い仕上がりになったという。「サンつがる」は、酸味が少なく甘みがあり、みずみずしさが特徴。

 本年度、リンゴ全体の出荷量は1842トン、「サンつがる」は560トンを見込み、中京や関西をメインに関東、九州、長野県内の市場へ出荷する。わせ種の「サンつがる」の出荷量は、同JAのリンゴの品種の中でも「サンふじ」と肩を並べる主力品種。8月25日~9月1日ごろに同品種の出荷ピークを迎え、9月10日ごろまで出荷が続く見込み。

 果実柿課でリンゴチーフの今井悠哉さんは「サンつがるをはじめ、年末のサンふじまで、南信州のリンゴが全国に出荷される。品種によって味も違うので多くの人に味わってほしい」と呼びかける。

 同選果場では9月中旬以降、秋映(あきばえ)、シナノゴールド、シナノスイート、王林、サンふじなど10品種を取り扱い、選果、出荷を行う。

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