
飯田下伊那の小学生15チームが参加する「第54回飯伊少年野球選手権大会」の決勝戦が7月12日、県営飯田野球場(飯田市三日市場)で行われ、阿南ツインズ少年野球クラブが優勝した。
同大会は7月5日に開幕、開会式では15チームが同球場のグラウンド内を入場行進した。5日は1・2回戦の11試合が飯田運動公園グラウンドと同県営球場で行われ、阿南ツインズ少年野球クラブ、飯田ファイブスターズ、旭ジュニアベースボールクラブ、鼎ブルーキングスの4強が決まる。
12日の当日は準決勝、決勝が行われ、準決勝第1試合では阿南ツインズが飯田ファイブスターズを8-5で破り決勝へ。第2試合は鼎ブルーキングスが旭ジュニアベースボールクラブを6-3で破り、決勝へ駒を進めた。
決勝では阿南が1回裏、スクイズなどで2点を先制。続く2回には四球や相手のエラーが絡み3点を追加し、試合を有利に運ぶ。鼎は5回に花井心成選手のタイムリー安打を皮切りに3得点を挙げるも一歩及ばず。6-4で阿南ツインズ少年野球クラブが初優勝した。
大会MVPに輝いた阿南のキャプテン伊藤栄哉(はるや)選手は「準決勝の飯田は戦ったことがなかったので緊張しが、スクイズがうまくいった。予選ではホームランも打てて良かった」、準決勝で先発、決勝では捕手を務めた熊谷友選手は「自分の出来も、勝野君の出来も良かった。100点」と、それぞれ振り返る。伊藤選手は「南信大会では自分のやるべきことをやってチームのために頑張りたい」と意気込む。城田克吉監督は「予選から決勝まで全て子どもたちの頑張り」とたたえた。佐々木博志コーチは「まさか優勝できるとは思わなかったが、子どもたちが頑張ってくれた。打撃の不安なチームなので、小技を絡めながら得点を重ねることができた」と振り返る。
阿南ツインズ少年野球クラブは8月30日、茅野市で行われる南信大会に出場する。