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南信チップセンター、信金のSDGs私募債発行で脱炭素推進基金へ寄付

私募債、基金への寄付1号を記念して関係者全員で記念撮影

私募債、基金への寄付1号を記念して関係者全員で記念撮影

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 林業やチップ販売などを営む南信チップセンター(飯田市伊豆木)が、飯田信用金庫(本町)が取り扱う「しんきん地方創成型SDGs私募債『南信州のGX』」を活用した私募債発行に当たり、5月20日、飯田市役所で脱炭素推進基金への寄付金贈呈式を行った。

飯田信用金庫小池貞志理事長(左)佐藤健飯田市長(左中)南信チップセンター宮内裕司社長(右中)同井口洋社長(右)

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 同私募債「南信州のGX」は私募債発行に際し、所定の手数料から0.3%を割り引きした分を脱炭素に資する基金や事業に寄付をするもの。今回は同私募債と同時に飯田市が立ち上げた脱炭素推進基金へ寄付をした。私募債、基金への寄付いずれも第1号の案件。

 飯田信用金庫の小池貞志理事長は「100周年事業の一環として、温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立に向けた社会改革の取り組みを支援するため立ち上げた」とあいさつで述べ、地域のSDGsの取り組みの推進、飯田市のゼロカーボンシティ向けた取り組み推進の支援に意欲を見せた。

 佐藤健飯田市長は「基金はゼロカーボンの推進や子どもたちの環境教育などに使いたい。南信チップセンターには森林資源の活用で、今後も力を貸していただければ」とあいさつし、「これを機に脱炭素推進基金の存在を多くの市民にアピールしたい」と話す。

 南信チップセンターの宮内裕司社長は「『森のエネルギーを電気に変える』を理念として、インフラ整備や災害対策の一助となるべく、チップの発電利用による木質資源の有効活用を進め、脱炭素を推進していく」と先を見据える。

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