
飯田の夏の恒例イベント「いいだ人形劇フェスタ2025」のポスターと参加証ワッペンのデザインが4月24日に発表された。
今回、日本全国から寄せられた55点の応募の中から、兵庫県神戸市在住のデザイナーで絵本作家のマスダケイコさんの作品が採用された。マスダさんは「『Iida Puppet Festa』の文字を人形劇にまつわるイラストで表現。多彩な個性や表現が集まり、それぞれが新たな魅力を見つける場であると考え、それに気づき、『もっと わくわく』してもらえるようデザインした」とコメントを寄せる。
今年のテーマは「もっと わくわく」。見る人、演じる人、支える人が、それぞれ「もっと楽しみ、もっと心踊る4日間をつくろう」という思いを込めた。開催は8月7日~10日の4日間で、飯田人形劇場や飯田文化会館(以上、飯田市高羽町)を中心に、市内20地区での「地区公演」、周辺町村や企業との連携による企画公演などを含む約120会場で、「ワッペン公演」「有料公演」をはじめとした公演を予定している。海外からは、スペイン、イタリア、台湾など6カ国6つの劇団の参加も決まっている。
初日の7日には、同劇場でオープニングセレモニーを開催。愛知県東海市を拠点に活動する「人形劇団あっけらかん」による「キャプテン プチャプチャ」を上演するほか、開催期間中は、中心市街地を劇団員が人形を手に持って歩く「わいわいパレード」や、プロから人形作りや操作を学ぶ「わくわくワークショップ」などの企画も行う。
実行委員長の原田雅弘さんは「開催当初から、観客も含めて、関わる全ての人が主体となって『フェスタ』を作ることを大切にしてきた。今一度、原点に返って、『わくわく』をたくさんの人に感じてほしい」と呼びかける。
参加証ワッペン(3歳以上700円)や有料公演の観劇チケットは7月6日から、同館など市内各所で販売する予定。