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日本女子バンダム級王者の山下奈々選手、市長を表敬訪問、近況など報告

チャンピオンベルトを肩にかけポーズを取る山下選手
(左から佐藤市長、山下選手、元下久堅公民館長の三石さん、下久堅まちづり委員会の平沢副会長)

チャンピオンベルトを肩にかけポーズを取る山下選手 (左から佐藤市長、山下選手、元下久堅公民館長の三石さん、下久堅まちづり委員会の平沢副会長)

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 飯田市出身のプロボクサーで、日本女子バンタム級チャンピオンの山下奈々選手(東京都板橋区在住)が4月11日に飯田市役所を表敬訪問し、佐藤健市長に近況や今後の目標などについて報告した。

表敬訪問する山下奈々選手

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 山下さんは同市下久堅出身。兄が空手をやっていたが、「やっても負ける気しかしない」という理由から、小中学校時代は地元でバスケットボールに打ち込んだ。高校時代は「人と違うことをしたい」との思いから、ニュージーランドの高校に進学し3年間を過ごした。

 「地元で空手をやることはなかったが、格闘技には元々興味があった」という山下さんは、ニュージーランドで「ムエタイ」と出合い、高校近くのジムに入門。けがなどもあり思うように活動できなかったが、ボクシングを始めるきっかけになったという。

 高校卒業後、立教大学へ進学。ボクシングジムで受付などのアルバイトをしながら、間近でプロ選手の練習を見てきた山下さん。トレーナーから「やってみるか」と声をかけられ、大学3年のときに本格的にボクシングを始めた。大学卒業後、プロとしてやっていくことを決意し、2021年5月プロテストに合格。実践を積み重ね、今年1月の日本女子バンダム級王座決定戦で勝利し、チャンピオンに輝いた。

 表敬訪問では、チャンピオンベルトを持参。佐藤市長との懇談で山下さんは「実際のベルトは協会に返却した。ここにあるのはレプリカで、自分で購入したもの。手元に届くまで数カ月かかる」というエピソードを披露すると、市長や同席者は驚いた表情を見せた。

 今後は防衛戦に挑むが、トレーニング中に骨折し、現在は治療に専念している山下さん。対戦相手や開催時期は未定ながら、「まずは防衛戦を勝って、アジアや世界タイトルにも挑戦し、チャンピオンを目指す」と意気込みを見せた。

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