
阿智村伍和地区にある「原の平座禅草公園」(阿智村伍和)のザゼンソウが3月7日ごろに咲き始めた。
春の訪れを告げるザゼンソウは、僧侶が座禅を組んでいる姿に似ていることからその名が付いたとされる。同公園には、地域住民が整備した小屋やトイレ、案内看板のほか、今年改修された木道などが設けられ、ザゼンソウが群生する。2月22日・23日には4年ぶりに「座禅草まつり」が行われたが、開花が遅く間に合わなかった。3月8日・9日の週末は多くのカメラマンでにぎわった。
同村商工観光課の担当者は「今年は咲き始めが遅く、見頃は3月下旬ごろになるのでは」と話す。「近くにフクジュソウの群生地もあるので、ぜひ花を見に来てほしい」と呼びかける。