
お好み焼き店「4resT(ふぉれすと)」(飯田市本町)が3月11日、並木横丁いこいこ内にオープンした。
店主の宮澤知未さんは飯田市出身。高校を卒業後、料理の専門学校へ進学。卒業後は大阪のお好み焼き店で4年、その後、フランス料理の勉強を経て、ホテルで7年修業。結婚を機に飯田に戻ってきた。飯田では市内の飲食店に5年勤め、この度、独立に至った。
飲食一筋で仕事をしてきた宮澤さんは「食べるのが好き」と話す。「調理師になったからには自分の店を持つのが夢だった」とも。「菓子店も考えたが、『お好み焼きが食べたい』という思いもあり、飯田で競合の少ないお好み焼きの店を開くことにした」と話す。店内は、カウンター4席、4人がけのテーブル席3卓を用意。
お好み焼きは関西風の味で、豚玉をベースに「ヘルシー玉」「豚もちチーズ玉」「ふぉれすと玉」などオリジナルも用意する。関西で豚を使うのは「豚の脂のうまみがお好み焼きに広がるから」と宮澤さん。ソースも関西風にブレンドしたものを使う。焼きそばは地元の「吾妻製麺」から仕入れたものを鉄板で焼き上げる。「食べ応えとコシが特徴」と話す。
ランチメニューは4種類の定食(900円)で、お好み焼き、焼きそば、とん平焼き、豚キムチ丼などを用意する。夜はとん平焼き、大阪名物のイカ焼きなどの鉄板メニューや枝豆、奴(やっこ)など簡単な一品料理も提供。「体に負担の少ない食材を使いたい」との思いから、飯田産や長野県産などの国内食材を使い、焼き物、揚げ物には米油を使う。
店名の「4resT(ふぉれすと)」は、4が「友人」「恋人」「仕事仲間」「家族」を表し、休憩の「レスト」を組み合わせた。4は宮澤さんのラッキーナンバーだという。宮澤さんは「地域の人に愛される店にしたい。おばあちゃんになっても焼いていたい」と思いを話す。「飯田にはなじみがないかもしれないが、関西風のお好み焼きの味をぜひ知ってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は、11時30分~14時30分、18時~21時。日曜・月曜と水曜夜定休。