
3店舗から成る横丁スタイルの飲食施設「みんな横長」(飯田市中央通4)が3月9日にオープンした。「焼肉 ろくなもんじゃねぇ」(中央通4)など複数の飲食店を経営するブロスグループが立ち上げた。
「焼肉 ろくなもんじゃねぇ」の店長を務めた三石鉄也さんは、もんじゃ・お好み焼き「鉄板 てつ」の店長を務める。店内には、カウンター7席、テーブル21席を用意。「生地に山芋を加え、ふわっとした食感で、甘めのソースで仕上げる関西風」と紹介する。カツオや昆布などのだしも生地に練り込み、「海鮮お好み」や、九条ネギをトッピングし卵黄を落とした「ねぎ月見玉」など10種類をそろえる。
もんじゃは、「エビだし」「カツオだし」「鶏ガラ」など、だしをメインとする「だしもんじゃ」を提供する。「もんじゃを食べる文化が飯田にあまりない。粉物が好きなので、もんじゃやお好み焼きのおいしさを広めたい」と三石さん。
「焼き鳥ザキ」店長の吉崎年則さんは、長野県外焼き鳥店や同グループの「炭焼きザキ」店長も務めた経験があり、新店舗「焼き鳥ザキ」を任された。カウンター7席、テーブル17席。食材は、「肉が柔らかく、癖がないのが特長の信州福味鶏(ふくみどり)を使う」と話す。
モモ、ムネ、砂肝、ハツ、レバーなどを塩・タレの両方で提供する。以前からの人気メニュー「豚バラ肉巻き」は、アスパラガスなど季節の野菜を食材として8種類ほど用意する。
同市内で8年ほどラーメン店の店長を務め、同グループで仕事をした縁で、ラーメン「閃光舎(せんこうしゃ)」店長を務める吉川和音(かずね)さんは「博多風トンコツをベースに、麺の湯で加減などを来店客の好みで仕上げる」と紹介する。カウンター8席、テーブル6席。
同グループでは10年ほど前から「横丁をつくりたい」との声が上がっており、1年半ほど前、具体的に動き始めたという。「もんじゃを食べていて、焼き鳥を食べたいとなったら、席を動かずオーダーしてもらえる」と、吉崎さんは横丁のメリットを紹介する。
「一人でも気軽に入れる店舗を目指した」と三石さんは紹介する。「飯田駅前の4丁目を、さらに盛り上げていきたい。ぜひお出かけいただければ」と、店長3人は来店を呼びかける。
営業時間は、「鉄板てつ」「焼き鳥ザキ」=火曜~木曜17時~23時、金曜・土曜18時~翌3時、日曜=12時~21時、「閃光舎」=19時~翌3時。月曜・第3日曜定休。