
松川町資料館(松川町元大島、TEL0265-34-0733)で3月1日、「懐かしの昭和展 第二弾」が始まった。
昨年夏に開いた第1弾では、同館所蔵品を中心に昭和40~50年代の部屋を再現した展示を行った。今回は町内や飯田市の20人ほどから寄せられた「昭和の品々」を展示している。
松川町役場、生涯学習課文化施設係で学芸員の中島裕治さんは「提供者は、品物にまつわる思い出を語りながら寄せてくれた。エピソードも展示キャプションで紹介している」と話す。
昭和30~40年代を中心に、家電、文具、日用品、はがき、貨幣など、さまざまな品を並べる。その他、高校時代に飯田市立動物園へ教師や友人と出かけた時の写真、グリコのブリキのおまけ、昭和50年代に人気だった「キン肉マン消しゴム」などの玩具も数多く展示する。
中島さんは「どの品にもそれぞれの思い出が詰まっている。現代では失われつつあるものも多く、その頃の生活や文化を伝えられる貴重な品。何らかの形で残していけたら」と、展示品を眺めながら話す。
「現在も昭和の品を募集しているので、連絡してほしい」と話しつつ、「今年は昭和100年に当たるので、昭和の時代を振り返り、今につながっている昭和を感じてもらえれば」と来館を呼びかける。
開館時間は10時~17時。水曜休館。入館無料。3月31日まで。