「百人一首にチャレンジ」が1月29日、丘の上結いスクエア(飯田市東和町)で開かれた。主催は飯田市立中央図書館。
当日は、園児から大人まで13人が参加。2つのグループに分かれ、かるたのように参加者全員で札を囲んで取る「散らし取り」やチームに分かれて対戦する「源平合戦」に挑戦した。参加者は該当する札を見つけると「はい」と発声しながら勢いよく手を伸ばして札を取ったり、目の前にある札を相手にとられると悔しい表情を見せたりする場面もあった。
体験会では「散らし取り」「源平合戦」のほか、「飯田あすなろかるた会」による「競技かるた」の実演も行われた。同会は週2回、上郷公民館で活動しており、現在、会員は高校生を中心に30人ほど。会長の金山真司さんは「園児から高校生まで、百人一首に興味を持つ子どもが多くて驚いた。今後も続けてほしい」と期待を込めた。
飯田女子高校(飯沼)2年の北原伊麻璃さんは「源平合戦で対戦した小学生も素早く札を取っていて侮れなかった。次の機会があれば、もっと覚えてリベンジしたい」、同校1年の松下葵さんは「かるた会のメンバーとお相手できて良かった。自分の実力不足も感じたので、もっと努力したい」と、それぞれ振り返る。
同館司書の宮内萌さんは「年代幅広く参加してもらえてうれしかった。思った以上に盛り上がって良かった」と振り返る。