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飯田市美術博物館で「夢のつばさアート展」 個性豊かな作品40点展示

「夢のつばさ」メンバーの共同作品「夢への羽ばたき」

「夢のつばさ」メンバーの共同作品「夢への羽ばたき」

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 飯田市美術博物館(飯田市追手町2)の市民ギャラリーで1月28日、「夢のつばさアート展」が始まった。

飯田市美術博物館

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 社会福祉法人「夢のつばさ」(阿智村春日)のメンバー40人ほどが制作した作品が並び、新作を含む約40点を展示。小山実さんの貼り絵16点と、他メンバーの絵画や張り子、写真など21点を中心に、原画や詩を交えたファイルも並ぶ。コロナ禍で開催を見送った年もあったが、会場やメンバーの日程が合えば、同ギャラリーでは20年ほど前から開催している。

 同メンバーの展示は、その他の会場も合わせると年に3~5回のペースで実施。本年度は飯田駅前の「丘の上結いスクエア」(東栄町)内の「ムトスぷらざ」や、「ミュー自然美術館」(浪合)、阿智村の文化祭「阿智祭」などでも開催し、本年度は4回を数える。

 メンバー20人ほどで共同制作した大型作品「夢への羽ばたき」は、昨年10月に駒ヶ根市から招いたスタッフの指導で行われたワークショップによる作品。鳥の形に切り抜いた紙を、クレヨンやポスターカラーで自由に彩り、絵を描いた台紙(縦1メートル×横4メートル)に貼り付けて完成させた。

 同施設本部長で自身も銅版画作品を制作している安藤睦子さんは「このメンバーの中には、『こういうことが眠っている』と思う瞬間がある」と、制作過程を振り返り紹介する。「描き方も、『その人なり』にさまざま。アートは個人のもの」と、メンバーの作品へ思いを寄せる。「個性豊かな作品がたくさんあるので、ぜひ見に来てほしい。新しい作品や自己表現の楽しさを感じてもらえれば」と来館を呼びかける。

 開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入場無料。2月2日まで。

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