「第24回現代の創造展 南信州のアートを共に創る」が11月17日、飯田市美術博物館(飯田市追手町、TEL 0265-22-8118)で始まった。
飯田下伊那出身や在住など、同地域にゆかりのある20~90代の作家たちに同展実行委員が出展を委嘱し、日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、コンテンポラリーの7分野にわたる作品156点が並ぶ同展。昨年は同館で耐震工事が行われていたため、2年ぶりの開催となる。
今回は初めて「一日学芸員」も企画。11月23日に中学生を対象に、12月1日に高校生を対象に、それぞれ行う。中高生が全ての作品から「好きな作品」を選び、「どこが、どのように好きか」という理由を合わせ、観覧者の前で発表する内容。同館職員の手塚俊尚さんは「若い方の観点で作品を見てもらうことで、今までにはない見方や気づきがあるはず。出展者にも良い緊張感が生まれる」と紹介する。申し込みは同館で受け付けている。
手塚さんは「当館の全てを展示場とし、2年ぶりに開催する。出展者は非常に張り切って作品を制作している。大勢の方に見てほしい」と来館を呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。観覧料は一般310円、高校生以下無料。12月8日まで。