丸山地区文化祭が11月9日・10日の2日間、丸山公民館(飯田市今宮町)で開かれた。
9日の開会セレモニーでは、地元・の丸山小学校の金管バンド「Kazakoshi Junior Band」の演奏や丸山剣道教室による「剣道演舞」などが披露され、くす玉割が行われ同祭がスタートした。
「みんなでつくる文化祭」をテーマに「公民館の部員や丸山まちづくり委員会、地域の社会教育団体や住民など、多くの方が協力し開催することができた」と同館館長の、藤本清明さんは準備からを振り返る。
同日18時から、公民館で活動するグループの「ステージ発表II」が3時間にわたり開かれ、同館で練習を日々重ねる「南信州ハンドベルクワイヤ」や女性グループ「丸山コーラス」、フラダンス教室などのステージが繰り広げられた。ステージの最後には発表者や観客が一緒になって「丸山行進曲」を踊った。
丸山行進曲は長年にわたり、同校の運動会でに毎年行われている競技の一つで、音楽に合わせ全校児童が一斉に踊る。大人になっても音楽に合わせ踊ることができる卒業生が多く、館長などからの呼びかけに、小学生から70代までの卒業生など幅広い世代がステージで踊りを披露した。 踊りの参加者からは「懐かしい」「曲が聞こえてきたら踊れた」「覚えとるもんだなあ」などの声が上がった。
同館内や敷地を会場とし、同館や同校などで活動を続けるスポーツ教室や文化団体、同地域の園児や児童、生徒から大人まで幅広い世代の絵画や書、美術作品の展示が一斉に行われた。地域グループが飲食の販売も行い、中には売り切れの商品もあり、食材を買い足し販売を続けるなど盛況だった。
10日9時30分から「発表III」が始まり、丸山保育園の園児による歌とダンスの発表、同校人形劇クラブ「つばさ」や飯田西中学校(正永町)人形劇部「The World」による人形劇の上演が行われた。
正午12時からの閉会セレモニーでは、同校合唱アンサンブルの合唱が披露され、同祭の幕が閉じた。藤本館長は「予報では雨の天気だったが、打って変わって好天に恵まれ主催側もうれしく、来場者にも喜んでもらえ良かった。作品を出展する方が増えて、展示内容もより充実した」と振り返った。