橋南地区文化祭が11月9日・10日の2日間、橋南公民館が入る「りんご庁舎」(飯田市本町)で開かれた。今年で29回目。
今年は、1月1日の能登半島地震の発生を受け、防災意識を高める目的で、段ボールベッドや防災テントを展示。来場者は、実際にベッドに寝そべり感触や寝心地を確かめた。軽食ブースでは、アルファ米を使った防災食を約200食分用意。今回は、味ご飯2種類、おかゆ2種類の中から1つを選び試食した。
展示エリアには、追手町小学校や飯田東中学校、丘のりんご、こども美術工房「はらから・プチ」に通う児童・生徒が制作した絵画や習字、美術作品のほか、公民館を利用する手芸サークルや折り紙教室など、個人や団体によるさまざまな作品が並んだ。
物販ブースでは、同公民館文化委員会の活動の一環として、天龍村の団体「ツメモガキ」と交流。同団体協力の下、天龍村中井侍産のお茶やクッキーを初めて販売したほか、橋南児童クラブに通う小学生が野菜やパンの販売を手伝った。
2日目は、庁舎内のファミリースペースで「橋南芸能発表会」を開き、午前中は、地元のバンド2組が演奏を披露。午後は、飯田東中吹奏楽部や、追手町小3年生児童(人形劇)、松一獅子舞教室など8団体が出演し、会場を盛り上げた。