「りんごアートプロジェクト展」が10月1日、丘の上結いスクエア(飯田市東和町)内「ムトスぷらざ」で始まった。今年で3回目。主催は、いいだ人形劇センターとソーシャルデザインプロジェクト丘のりんご。
同センターでは、さまざまな施設に出張し「人形劇公演」「人形ワークショップ」を行うアウトリーチ活動を行っている。その一環で、地域の子どもを対象に「放課後等デイサービス」「学習支援事業」などを展開する「ソーシャルデザインプロジェクト 丘のりんご」(伝馬町)を訪問。公演やワークショップを通じ交流する中で「子どもたちの作品を展示したい」と要望があり、実現した。
「どんな実がなるのかな」をテーマに、同センターの吉沢さやかさんが美術指導を行い、自由な発想で、さまざまな「実」を子どもたちに描いてもらった。自動販売機や食べ物、昆虫、アニメキャラクターなどをモチーフにした50点の「アートの実」を、ムトスぷらざ2階多目的ホール前に展示している。昨年同様、感想を記入するリンゴ型の付箋も用意した。
同センタースタッフで、プロジェクト展担当の後藤渉さんは「木と木の間は空間になっている。作品に気をつけながら、近くで見てほしい」と呼びかける。
開館時間は9時~21時。10月30日まで。