「スターバックス コーヒー 飯田アップルロード店」(飯田市鼎一色、TEL 0265-49-4810)が9月20日、オープンした。
場所はアップルロード沿いの元カラオケ店の跡地で、店舗面積226.35平方メートル。店内は40席、テラス席12席、32台の駐車スペースを設け、利便性を考慮してドライブスルーを併設する。飯田市内への出店は初で、長野県内では30店舗目、南信エリアでは6店舗目。これまで飯田市で最も近い店舗は約40キロ離れた伊那ナイスロード店。
出店に関して広報担当者は「アップルロードの名称で親しまれる市内の幹線道路沿いのため、市民の生活に溶け込めるよう、ドライブスルーの使いやすさ、駐車場など含めて検討した。店内からアルプスの山々の風景を眺めながらコーヒーを楽しんでほしいという思いも込めた」と話す。
店舗空間では、客席のバリエーションもそろえ、利用シーンに応じて店内の客席を使い分ける仕様。内装は、コーヒー豆ができる過程の初期の色味であるグリーンを基調とし、バーカウンターのタイルや客席の壁材など、爽やかな色味と質感を考えデザインしたという。アートは「Farming community」をテーマに、スターバックスのコーヒーへの情熱や生産地のコミュニティーを表現した。「農園でコーヒーの実をつむ様子のアートや一粒のコーヒーチェリーに詰まった可能性を信じるように、店舗デザインの観点でも利用客へつないでいく大切な思いを込めた」という。
北原誉実(たかみ)店長は「初めてスターバックスを利用する人たちの期待に応えられるよう 一 杯一杯のドリンクに心を込めて届けたい。人と人とのつながり、地域の人とのつながりを大切にしながら、飯田の街の皆さんと一緒にすてきな店を作っていきたい」と意気込みを見せる。
オープン初日に利用した松川町の女性は「東京に住んでいたのでよく利用していた。長野では初めて利用したが、若者が多く活気があっていい」、阿南町の女性は「ラインギフトなどでいただいていたものを今までは中津川や伊那まで行って使っていた。飯田にできたのはうれしいし、ギフトも送りやすくなる」とそれぞれ話していた。
営業時間は7時~23時。