プラモデル愛好者のグループ「南信模型クラブ」が9月15日、初めてとなる「模擬展示会」を「丘の上結いスクエア」(飯田市東和町)2階の多目的ホールでに開催する。
長野県南信地区在住で同クラブに所属する20人ほどが、ガンプラやジブリ映画のキャラクター、車や飛行機といった乗り物など、同メンバーが思い思いに製作した作品100点ほどを並べる。
2019年5月、プラモデル専門店「民家型模型店ぷらも屋さん」(飯田市中村)がオープンし、その3カ月後に来店客を中心に、「プラモデルを楽しむ」ことを目的として同クラブを結成した。
現在は、鼎公民館(鼎中平)を会場として月2回ほど総会を開いている。製作したプラモデルの作品を持ち寄ったり会場で製作したりするなどしてプラモデル談議に花を咲かせ、プラモデル製作を通じ交流を重ねているという。
同店主で同会名誉会長を務める筒井秀智(ひでのり)さんは「プラモデルは個人の趣味で、おのおのに取り組むことが多いが、同じ趣味のメンバーが集まって交流を深めることができたのは大きなことだった」と、5年に及ぶ活動を振り返る。
コロナ禍以前は、サブカルとグルメの祭典「飯田丘のまちフェスティバル」で、「子どもに楽しんでほしい」と「プラモデル組み方体験会」を開き、子どもたちにプラモデルの楽しさを伝えてきたという同会。「今後も、子どもを対象とする企画を行いたい」と筒井さんは話す。
また、同会では依頼を受けて、同市内の銀行ロビーに年に1度、作品を並べている。今回は、企画からメンバーで考える「能動的な」作品展の1回目となる。筒井さんは「プラモデルは手軽にできる趣味。会場に来て、作品を見て、楽しさを感じていただけたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。