南信州民俗芸能について学ぶワークショップが7月30日、IT専門学校「飯田コアカレッジ」(飯田市松尾)で開かれた。
同校では、探求学習の一環として、地域イベントのボランティア活動に参加し、地域参画や社会人として仕事に向き合う姿勢などを学んでいる。当日は、南信州民俗芸能推進協議会事務局の宮川留奈さんが講師を務め、民俗芸能ボランティアチームの学生9人が、3グループに分かれ「南信州民俗芸能」のキャラクターデザインを考えたほか、関連するイベントやグッズ、キャラクターの活用方法についても意見を出し合った。
グッズの案では「コースター」「多機能ボールペン」「法被」「扇子」などが挙がり、キャラクターの活用方法では「製菓会社とコラボして、お菓子の包装に使ってもらう」「パソコン、スマホなどの壁紙はどうか」などの意見が出た。
ワークショップに参加した学生は「一人だと思いつかないことも、グループワークだといろいろなアイデアが出てくる。キャラクターデザインを考える機会もないので楽しく学ぶことができた」と振り返る。
事務局の宮川留奈さんは「個性豊かなアイデアが出てきた。若い世代に民俗芸能に関心を持ってもらうことが課題の一つでもあるので、学生の力も借りて魅力発信などにつなげたい」と話す。