地元産の農産物販売や飲食ブース、木工品の販売などを行う「りんごの里サマーマルシェ」が7月15日、農産物直売所「りんごの里」(飯田市育良町1)で行われた。
同直売所では、この時期に旬を迎えるトウモロコシを広く知ってもらう目的のイベントを2019年まで行っていたが、コロナ禍により開催を見送っていた。ブルーベリーやプルーンなども旬を迎えることもあり、幅広く地域の農産物をPRしようと今年は「サマーマルシェ」と題して行った。
飲食ブースでは、地元農家や同直売所の職員が焼きトウモロコシやかき氷、五平餅などを販売。普段、直売所に切り餅を出品している小山田聖直さんは「焼きトウモロコシが人気で、喜んで食べている様子が見られた。普段は直接お客さまと触れ合うことがないので良い機会になった」と振り返る。
自宅周辺の山の木などを材料にしたリースや木工品の販売をした五十嵐正吉さんは、自身が作った昆虫標本も展示。「飯田のチョウだけでも50種類ほど標本にしていることを説明すると、みんな驚いていた。地域の自然にも関心を持ってもらえたらうれしい」と話す。
同直売所の宮澤晴紀さんは「飯田インターチェンジが近いこともあり、県外の人も多く足を運んでくれた。地元の農産物のPRにもなり、農家の人も喜んでくれた。これからの季節はトウモロコシや桃が旬なので、地元の人にもぜひ手に取ってほしい」と呼びかける