飯田の洋菓子店「パティスリーポルカ(菓子工房ポルカ)」(飯田市鼎、TEL 0265-52-1776)が5月29日、新商品「洋菓子店の水ようかん」を発売した。
寒天で固めることが多い水ようかんを、海藻生まれのカラギナンを原料に使い「すっきりした味わい」に仕上げた「洋菓子店の水ようかん」が完成した。マグカップに流し込み、生クリーム、イチゴ、ほうじ茶のムースを添え、見た目を洋菓子風にアレンジする。
同店パティシエ6年目の戸田剛志さんが「夏に食べられる菓子を作りたい」と、水ようかんを企画した。「食感の柔らかさ、みずみずしさにこだわった。餡(あん)の甘さの加減も細かく調整した。アクセントには大納言小豆を数粒加えたので、最後まで楽しんで食べていただければ」と話す。
1975(昭和50)年創業の同店が水ようかんを発売するのは今回が初めて。洋菓子の焼き場責任者でもある戸田さんは「洋菓子ならではの見た目も追及し、水ようかんをタルト生地に流し込むなどデザインと味の試作を重ねた」と言う。「見た方に『何これ?』と驚いてもらえるような、和菓子に見えない『洋菓子屋の水ようかん』を目指した。ワクワクと面白味のある菓子をこれからも作っていきたい」と意気込む。
価格は432円(マグカップ付き)。パフェ同様、店内のカフェスペースでもケーキセット(菓子代+フリードリンク330円)として提供する。
営業時間は 9時30分~18時30 分(カフェは10時~16時30分)。