「フレイル予防の集い」が2月1日、飯田市勤労者福祉センター(飯田市東栄町)で開催される。
飯田市地域包括支援センターが主催し、健康と要介護の間の状態を指す「フレイル」の周知を目指し、初めて開催する同イベント。いいだ地域包括支援センターの大島みどりさんは「フレイルは年齢にあまり関係ない。若い世代にも知ってもらい、早くから予防に取り組んでほしい」と、広い世代へフレイル予防を呼びかける。
当日は、3つの健康講座を予定。14時からは、栄養士による「フレイル予防のための食事」、14時15分から、歯科衛生士による「お口の健康について」をテーマに、たんぱく質の重要性、「お口」の健康と全身の病気との関連性などの内容を伝える。
14時30分からは、同市の「いきいき教室」などで指導する岡本文(あや)さんが講師となり、「座ってできるフレイル予防体操」を参加者と行う。大島さんは「講座では、自宅でも取り組めることを紹介する。講座内容を一つでも思い出して、両親など家族と自宅でも実践してほしい」と、講座への参加を広い年代へ呼びかける。
会場ではフレイルをパネルで紹介するほか、健康測定の他に「脳トレ」や「豆つまみイベント」などの体験コーナーも設ける。フレイル予防のグッズや、福祉用具の展示も予定。「気が付かないうちに、体と心が弱くなってしまうことがある。早めにフレイルに気付くことで、健康へ戻ることもできる。みんなで予防し、健康寿命を伸ばしましょう」と、フレイルへの気づきの重要性を大島さんは訴える。
開催時間は13時30分~16時。無料。