6月1日午前11時11分に飯田のシンボル、風越山(かざこしやま)を一斉に撮影するイベント「6月1日に風越山を撮ろう!」が行われた。
市内の写真愛好家らでつくる実行委員会が「写真の日」に合わせて毎年実施しており、今年で21回目を迎えるイベント。風越山の見える場所で撮影するのが主だが、見えない地域からでも風越山の方向にカメラを向けての撮影も許容しており、年1回、ふるさとのシンボルへ目を向ける機会として位置づけられている。
実行委員長の久保田研一さんは、当日、飯田運動公園(飯田市三日市場)で風越山の撮影に臨んだ。久保田さんは「天気が良いのがうれしい。広い場所で風越山を見やすいと思って来てみたが、いつも見ている方向の山とは見え方がこんなに違うとは思わなかった」と山の表情の変化に驚きを見せていた。
地元のラジオ局「飯田エフエム放送」でも11時からカウントダウン番組を放送。放送を聴きながらシャッターを切った。
撮影した写真は6月19日まで、飯田下伊那の協力カメラ店で応募。昨年は197点の応募があった。応募写真は7月28日~8月2日、県飯田創造館(小伝馬町)で展示し、来年の同イベントのポスターにも採用される。
久保田さんは「写真展会場では過去のポスターも展示するので、過去の風越山を見返しながら山の表情や街並みが変化していくのも楽しんでほしい」と来場を呼びかける。