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リンゴの木に子どもたちのアート作品 飯田・川本美術館で企画展

交流ゾーンに展示中のアートの実

交流ゾーンに展示中のアートの実

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 「りんごアートプロジェクト展」が現在、川本喜八郎人形美術館(飯田市本町)で開かれている。主催は、いいだ人形劇センターとソーシャルデザインプロジェクト丘のりんご。

不織布で空をイメージ

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 同センターでは、さまざまな施設に出張し「人形劇公演」や「人形ワークショップ」を行うアウトリーチ活動を行っている。その一環で、地域の子どもを対象に「放課後等デイサービス」「学習支援事業」などを展開する「ソーシャルデザインプロジェクト 丘のりんご」(伝馬町)を訪問。公演やワークショップを通じ交流する中で「子どもたちの作品を展示したい」と要望があり、実現した。

 同館2階の交流ゾーン中央には、木の板で作られた「リンゴの木」を設置し、アートの実として子どもたちが制作した切り絵やイラスト、写真、オーナメントなどを飾るほか、天井で、黄色や青色で染めた不織布で空を表現した作品を展示している。

 同展には、丘のりんごが2017(平成29)年と2019(平成31)年に開所した放課後等デイサービス事業所・オリーブ(知久町)とローリエ(小伝馬町)を利用する子どもも参加。作品は現在、クリスマス仕様だが、1月以降は少し変化させるという。

 同センターの木田敬貴さんは「時々、子どもたちが来て作品に手を加えている。徐々にグレードアップする作品を楽しんでほしい。観覧の際にはリンゴの付箋に感想もぜひ書いてもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~18時30分(入館は18時まで)。水曜と12月29日・1月1日・3日は休館。観覧無料(3階ギャラリーは入館料が必要)。1月23日まで。

 1月2日は、恒例のお正月特別開館を実施。時間は9時30分~15時30分(受付15時まで)。入館無料。

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