飯田市を拠点に音楽とクラウン(道化師)を合わせた「ミュージック・クラウン」として活動する「ましゅ&Kei(ケイ)」さんが今年で結成30周年を迎えた。
Keiさんは1990(平成2)年に、ましゅさんは1991(平成3)年に、当時東京にあったクラウンの学校を卒業後、個々での活動をする中、男女ペアでの仕事の依頼があった際、即席で組んだことをきっかけに2人での活動を始め、「いいだ人形劇フェスタ」への出演などを経て2002(平成14)年、飯田人形劇場(飯田市高羽町5)で本格的な公演を行った。その後、2006(平成18)年には活動の拠点を同市に移し、同フェスタやイベント出演、学校でのワークショップなど活動の幅を広げている。
ましゅ&Keiさんは「イベントに足を運んでくれた子どもが、時がたって『あのとき見ていた』と言ってくれたり、クラウンのプロになって再会したりしたときには、驚きやうれしさ、長年続けているということも実感する」と、これまでの活動を振り返る。
例年、クリスマスの時期には「ましゅ&Keiのクリスマス会」と題した公演も行っており、今年は飯田人形劇場で23日・24日に開催する。23日は、音楽、パントマイムなどを大人向けに仕上げた「Kabarett(カバレット)Xかばれっと」を、24日は、ハンカチや手袋、風船など日常の中で使う物を人形のように操る「オブジェクト・パーティー」を家族連れ向けに、それぞれ上演する。これまでピアニストやパントマイマーなどゲストを招いて開催しているが、今回は2人での演目を、より楽しんでもらおうと単独公演となった。
Keiさんは「クリスマスのひとときを、劇場で一緒に楽しく過ごせたら」と呼びかける。
23日は19時開演。料金は2,000円(ペア3,600円)。24日は11時開演。3歳~高校生=600円、大人=1,200円、親子(大人1人、子ども1人)=1,500円。