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飯田市内の小中学校で「焼き肉給食」 地域の文化をもっと身近に

飯田市内の小中学校で「焼き肉給食」 地域の文化をもっと身近に

飯田市内の小中学校で「焼き肉給食」 地域の文化をもっと身近に

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 11月29日の「飯田焼肉の日」に合わせて同月、飯田市内の全ての小中学校で焼き肉をメニューに加えた給食が提供された。

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 「飯田焼肉の日」は、飯田下伊那食肉組合(現・南信州食肉組合)と、焼き肉で地域の活性化を図る、みそ製造販売「マルマン」(飯田市大通2)が、地域の焼き肉文化の発展と認知を目的に共同で申請し、2020年に認定登録された。同市では11月を「飯田焼肉月間」としており、今回は広報ブランド推進課が「飯田焼肉給食」を初めて企画した。松井敬課長は「みんなで楽しく食べながら、飯田の焼き肉文化を知ってほしい」と話す。

 29日は、上郷小学校(上郷飯沼)の6年1組の児童31人と、産業親善大使(焼き肉大使)でもある物まね芸人・ニッチローさんが交流しながら給食を楽しんだ。同校では地元産の「南信州牛」の肩バラ肉を焼き肉に使い、副菜に「磯香(いそか)あえ」「わかめスープ」が並んだ。6年の原椰月さんは「朝からワクワクしていた。すごくおいしい」と笑顔を見せていた。

 ニッチローさんは「児童のみんなが楽しく、おいしそうに頬張る姿を見て、『もっと発信しよう』という力をもらった。この給食をきっかけに地域の文化に誇りを持ってもらえたら」と期待を寄せる。調理を担当した栄養教諭の小澤めぐみさんは「『おいしい給食を食べてほしい』という気持ちで作った。児童から『おいしい』という声を聞き、うれしかった」と振り返る。

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