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南信州特産品「市田柿」、出荷始まる 小粒ながら糖度は高く甘い仕上がり

南信州特産「市田柿」

南信州特産「市田柿」

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 南信州特産の干し柿「市田柿」の出荷が11月24日、始まった。

出荷前のチェック

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 初日は、JAみなみ信州・総合集荷販売センター(豊丘村河野)に、飯田下伊那と上伊那地域の生産者から813ケースが入荷。ごみや賞味期限表示の有無、包装状態などについてを作業員が一つ一つ確認。袋には空気を吸収する「脱酸素素材」が封入されている。中身が空気に触れることで、色が変わったり、硬くなったりするため、真空に近い状態で包装することが重要だという。

 今年は猛暑と少雨の影響で実の大きさは小粒だが、糖度は高く甘く仕上がった。出荷のピークは12月中下旬で、1日当たり4000~5000ケースの入荷があるという。本年度は、例年比の5%減の約1050トンの出荷を見込んでおり、関東、中京、関西の市場を通して全国の量販店に出荷される。年明けには台湾や香港など海外輸出も予定する。

 果実柿課の米山直樹さんは「天候が極端で管理が大変だったが、おいしく仕上がった。いよいよ全国に向けての出荷が始まった。多くの皆さまに食べていただきたい」と呼びかける。

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