飯田の野底山森林公園（飯田市上郷黒田）のイルミネーションが10月29日に点灯し、11月5日には「第13回野底山森林公園もみじ祭り」が行われた。

紅葉が進む野底山森林公園

　当日は秋晴れの下、多くの家族連れなどの市民が真っ赤に染まった紅葉を楽しんだ。「味自慢グルメブース」では上郷8地区の住民がそれぞれ出店し、五平餅、イカ焼き、焼きそば、フランクフルトなどを販売した。

　姫宮林間学校では上郷小学校の合唱団やPTAコーラスの歌、高陵中学校吹奏楽部の演奏があり、芝生広場では飯田OIDE長姫高校のテックレンジャーや野底山森林公園のキャラクター「モーリー」くんとのじゃんけん大会などで盛り上がった。

　同園は野底川流域の標高650～900メートル一帯の森林地域内にあり、イルミネーションは今年で11回目。イルミネーションについて繋（下黒田有志の会）の野牧詔男会長は「今、紅葉は6～7分くらい。地域の財産である野底山を守るためにもぜひ紅葉を見に来ていただき、感動してもらえたら。夜は冷えるのでしっかり冬支度をして30分ほど、ゆっくりご覧いただければ」と呼びかける。「上郷地区の各保育園児たちが作ったバルーンのイルミネーションや和傘を使ったライトアップなど工夫を凝らした」とも。

　モーリーの森交流館では今月11日17時30分から、「もみじ彩コンサート」を開催。飯沼諏訪神社の木遣（や）り保存会、上郷小学校合唱団、すだこういちとトム石川、和韻（Wain）、アフリカン太鼓サブニュマの出演を予定。キッチンカーなども出店する。

　ライトアップは17時～21時。18日までを予定。