飯田のカラオケ店「大さじ小さじ」（飯田市上郷、TEL 0265-53-0115）が10月2日、「復活オープン」した。

「大さじ小さじ」のホール

　2020年春から、コロナ過の影響を受けカラオケ店を閉め、レンタルオフィスとしての利用を呼びかけている同店。一昨年にはネイルサロンや保育園などに空きスペースを貸し、月2回ほど地域の販売者に呼びかけフリーマーケットも行っている。

　来店客からの要望を受け、カラオケ店の営業を再開した。同店マネジャーの山田恵さんは「コロナ過で客足が遠のき、カラオケ店を閉店したままやめようと思っていた」が、「またここで歌いたいという声に励まされた」という。

　同店では、以前まで使っていたカラオケ機材を変更した。ログインすると、全国のカラオケ愛好者とのバトルに参加できるという。明るい中でカラオケと食事を楽しんでもらえるようにと照明をLEDへ置き換え、椅子も新調した。カラオケルームは6人用5室と十数人用1室。

　山田さんは農業を営み、同店の料理に自家製の米や季節の野菜を使う。今の季節は、ホウレン草やキュウリ、ナス、ジャガイモ、タマネギの収穫があり、料理に使うという。同市に隣接する喬木村産の「クリン豚の自家製みそ焼き」（680円）や「自家製みその焼きおにぎり」（2個480円）など、以前からの人気メニューも復活した。

　山田さんは「カラオケを利用する方が増えてきて、『歌えてうれしい』との声がありがたい。明るい場所で楽しんでいただけるように開放している。歌いたい、何かしたい、という方は来店いただければ」と呼びかける。

　営業時間は10時～23時。木曜定休。月曜～金曜の10時～18時の料金（1時間）は、一般＝550円～、会員＝500円～。曜日や時間帯により変わる。11時～15時のランチタイムは、カラオケ2時間利用と食事のセットで1人1,980円。食事代のみで個室を利用するコースも用意する。