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飯田・市民ギャラリーで新井淳夫さん「新 中山道六十九次 長野編」展

新井淳夫さんと作品

新井淳夫さんと作品

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 画家・新井淳夫さんの「新 中山道六十九次 長野編」展が9月18日から、飯田市美術博物館(飯田市追手町、TEL 0265-22-8118)の市民ギャラリーで開催される。

竹ペンを使って下絵を描く

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 2001(平成21)年にフランスへ渡った新井さんは「フランスの最も美しい村」に魅了され、フランス国内を巡り、「美しい村」をテーマに作品を描き続けている。コロナ過で海外へ渡ることができない時期があったため、現在は下條村に自身のアトリエを構え、日本国内の風景を作品の画題とする。

 長野県内の「美しい場所」を求め描く中、「奈良井宿」「福島宿」を題材に作品を完成させたところで、「中山道」をテーマに描くことを決めたという。江戸時代に歌川広重などが「中山道六十九次」を描いているので、現代に描く作品として「新 中山道六十九次」と名付け、長野から描き始め日本橋から三条大橋まで描く計画。同展は「長野編」とする。

 新井さんは、竹を削りペン先のようにとがらせた「竹ペン」と墨汁を使い、風景を見ながら現地で下絵を描き始める。フランスで作品を描き始めた頃、体に根付いている日本文化を取り入れることが自然で良いと感じたという。「現地を歩き、景色を見て、画面を構成する。描いた場所に『行ってみたい』と感じてもらえるよう作品を仕上げている、ぜひご覧いただければ」と新井さん。

 新井さんの中山道と「美しい村」の作品を20点ほど、新井さんが武蔵野美術大学在学中に知り合った、学友で同郷の菅沼正彦さんの作品を15点ほどと、新井さんが開く「竹ペン教室」の受講生の作品を20点ほどを並べる。

 開館時間は9時30分~17時(初日は14時から、最終日は16時まで)。期間中、19日は休館。入館無料。今月24日まで。

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