「あおの世界展」が9月14日から、長野県飯田創造館(飯田市小伝馬町、TEL 0265-52-0333)で開催される。
さまざまな分野の作家たちが一つのテーマで作品を発表する。昨年4月は「ピエロ」をテーマに開催した。今回は「あお」をテーマに、洋画や木版画・写真などの平面作品から、造形や帽子・ぬいぐるみなどの立体作品まで、30~90代の長野県内の作家22人の作品を展示する。日本画、俳句、飾り結びの分野で活躍する作家は今回が初出品となる。
同展を企画した竹内恵子さんは「違う世界で活躍する作家が参加した『ピエロ展』では、いろいろなピエロが表現されていて楽しかった」と昨年の展示を振り返る。今回のテーマ「あお」は、前回の展示期間中に浮かんできたという。「企画に賛同し、参加してくれる作家が増えてうれしい」と竹内さんは話す。
テーマ「あお」からイメージすることを竹内さんが参加作家に尋ねたところ、「生命の根源につながる」「孤独ないのちの惑星」「清潔な」「魅了されるが支配もする、畏れ多い刺激の一つ」「母なる海の」「未熟な」など、さまざまな反応があったという。竹内さんは「イメージは、宇宙は『あお』。」と話し、ガラス絵や木版画など6点を出品する。
「作家によって『あお』の受け取り方が違うので、どのような作品が出てくるか分からない。作家の感性の違いを作品から感じてほしい」と来館を呼びかける。
開館時間は10時~17時(初日は13時~。最終日は16時まで)。今月は19日まで。