「南信州日本なし産地再生プロジェクト」の一環で、「日本なし」を使った菓子とメニューをアピールするキャンペーンが8月15日、始まる。
「日本なし」の生産者、農業関係団体、市町村と県で構成する同プロジェクト。「日本なし」の魅力をより広めようと、担い手確保・栽培技術の向上・品種の育成・販売戦略に取り組んでいる。取り組みの一つとして、飯田下伊那の菓子店や飲食店に南信州産の「日本なし」を使った商品・メニュー開発を依頼し、「日本なし」の収穫時期に合わせて各店が商品・メニューを販売・提供する。
飯田下伊那の和洋菓子店など13店が参加し、各店が試作を重ね新商品・メニューの開発に取り組んだ。御菓子処「得月(とくげつ)の棚橋大祐さんは「シャリシャリとした食感と、優しい甘さを感じてもらえる商品に仕上がった」と紹介する。南信州の「日本なし」は8月~9月に収穫し、「幸水」「豊水」「二十世紀」「南水」「あきづき」と品種が移り変わる。
同センターでは、各店と商品・メニューを紹介する「日本なし絶品加工 食べられマップ」を作成した。商品写真や店舗情報、地図を掲載し、観光案内所などに設置する。県南信州農業農村支援センターの橋爪紀子さんは「『日本なし』を、フレッシュな果物と、各店の特徴を感じる菓子やメニューの両方から楽しんでほしい」とアピールする。
キャンペーンは10月31日まで。