「焼來肉(やきにく)ロックフェス(通称=ヤキフェス)」が7月22日・23日の2日間、飯田の野底山森林公園(飯田市上郷)で開催された。昨年に続き3ステージで32組が出演。会場には県内外から3000人を超えるファンが詰めかけた。
4年ぶりに声出しも解禁。来場者は曲に合わせ一緒に歌ったり、合いの手を入れたりするなどして盛り上がった。今年は初日に「ORANGE RANGE」「ミラクルひかる」が。2日目は「PUFFY」「かりゆし58」らが初登場。新旧の曲を織り交ぜながら会場を沸かせた。この他、飯田市出身のシンガー・ソングライター、タテタカコさんや、子どもたちに人気の「ケロポンズ」、「ピタゴラスイッチ」の音楽で知られる「栗コーダーカルテット」も出演。ロックファンのみならず親子連れも楽しんだ。
フードエリアにはキッチンカーのほか、ヤキフェス名物の南信州・飯田手ぶら焼き肉エリアも設けられ、連日、飯田焼き肉を楽しむ客でにぎわった。アーティストやオフィシャルグッズの販売もあり、その場で購入したTシャツに着替えるファンもいた。
松本から1歳の娘と一緒に参加した20代の夫婦は「初めて来た。ORANGE RANGEやミラクルひかるを見ることができて良かった。子連れにも優しくとても楽しい」と話していた。
実行委員長の今井啓介さんは「2日間とも天候に恵まれ、最高のフェスになった。これを機会に飯田に足を運ぶ人が増えるとうれしい」と期待を込める。