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追手町小の中間教室で木工教室 小物入れ作りなどに挑戦

木工教室に参加した児童

木工教室に参加した児童

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 追手町小学校(飯田市追手町)の中間教室で6月12日、井坪工務店(上郷)による木工教室が開かれた。

協力して作業に取り組む

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 中間教室は、飯田市教育委員会の事業で、不登校の児童・生徒の学校への復帰や自立に向けた指導、支援、教育相談などに取り組む。同教室は追手町小学校と飯田東中学校(高羽町)に設置している。同小の中間教室には現在、2年~6年の13人が通っている。

 当日は、同工務店の中村正憲さんの指導で、小物入れとペン立て作りに11人の児童が挑戦した。事前に完成品を見て、作りたい木工作品を選択。児童らは協力しながら、くぎと金づちを使いパーツを組み立てていった。木材は建築現場で出た半端材を加工したものを使用。ペン立ては約30分、小物入れは1時間ほどで完成し、児童らはマジックで好きなイラストや色を塗るなどして仕上げた。

 同工務店ではこれまで、飯田下伊那地域の小中学校を対象に、卒業制作の依頼で木工教室を開いてきたが、中間教室では初めて。木工教室を開いた学校の評判が良かったことを知り、熊谷典子教諭が同工務店に依頼し実現した。

 参加した児童からは「くぎを打つ作業が楽しかった」「鉛筆や物差し、消しゴムなどを入れたい」「今度は調味料立てを作って、お母さんに使ってもらいたい」などの感想が聞かれた。

 中村さんは「学校に来て楽しいことができるのはいいこと。木材に触れる中で、ものづくりに関心を持ってもらえればうれしい」と笑顔で話す。

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