飯田のクラシックバレエ教室「マキバレエロワイヤル」(飯田市通り町)が6月11日、飯田文化会館(飯田市高羽町)で第5回発表会を開き、「コッペリア」全3幕を披露する。
コッペリアはレオ・ドリーブ作曲で、人形をモチーフにしたバレエ作品。第3幕までを同教室の生徒約50人のほか、ゲストにバレエダンサーの染谷野委さんと益子倭さんを迎え披露する。
発表会まで2週間と迫った5月28日、教室では講師や親が見守る中、約50人の生徒が熱のこもったリハーサルを繰り広げていた。
全3幕の主役スワル二ダはそれぞれ違う生徒が演じる。第1幕の主役スワニルダを演じる岡田ののかさんは「第1幕は演技が多く、自分は演技が苦手な部分があって、練習に悩んだり、いろいろ考えたりした。物語がお客さまに伝わるよう表情をつけたりするのを頑張った。楽しんでもらえたら」と話す。第2幕の主役、窪田彩菜さんは「最初は難しいことばかりで、大変だったけど楽しくなってきた。自分が憧れていた主役になれてうれしい。演技を集中的に練習した」と意気込む。第3幕の主役、市瀬華那さんは「第3幕は結婚式という大切な場面。踊りを中心に練習してきた。主役はうれしいので精いっぱい頑張りたい。家族には踊りで感謝の気持ちを伝えられたら」と家族への感謝の思いを体現する。
同教室を主宰する前田真希さんは「おかげさまで創立10年迎え、記念として良い発表会になるようにしたい。生徒には、観客がコッペリアを見て楽しかったなと思ってもらえるよう演じてほしい」と力を込める。
発表会の開催時間は13時30分~。入場無料。完全予約制。チケットの申し込みはウェブサイトで受け付ける。