飯田市美術博物館(飯田市追手町、TEL 0265-22-8111)のプラネタリウム「天歩(てんぽ)」で6月1日、2つの新番組の投影が始まる。
新番組「オーシャン~青い海の仲間たち~」は、海の浅瀬から大海原、水深8000メートルなどをすみかかとする生き物の姿を紹介する。もう一つの新番組「宇宙のオアシスを探して~奇跡の星への旅~」は、バイオリニスト葉加瀬太郎さん書き下ろし楽曲「星めぐり宙めぐり」をテーマ曲に、太陽系以外に地球のような星があるかを探す内容。
来館者から「長野県には海がないので、暑い夏の時期に海の映像を見たい」という声がいくつか寄せられ、「海」「宇宙」をテーマとした番組を取り入れた。同館プラネタリウム担当の牧島よし江さんは「海や宇宙を知っていても、今まで見たことのない景色が広がるので楽しんでいただけるのでは」と笑顔で紹介する。
同プラネタリウムでは生解説付きで星空投影や、飯田市を紹介するオリジナル番組「人形劇のまち飯田」「しらびそ高原の四季」なども投影する。牧島さんは「実際の星空で、惑星や星座を見分けることは難しい。プラネタリウムで予習をしてから星空を眺めたり、飯田の名所を巡ったりすると、より楽しさが広がるのでは」と来館を呼びかける。
平日は10時~17時までの予約投影。特別番組は8月31日まで。月曜休館。