「道の駅 南信州とよおかマルシェ」(豊丘村大字神稲)が4月27日で5周年を迎えた。
カレーやそばなどの食事を提供する「kitchen そらら」、毎朝手作りしているパンや地元の農産物を使ったジェラートを提供する「Bread & Sweetsきらら」、地元の農産物や特産品を取り扱う「四季彩市場(しきさいいちば)」などから成る同施設。フランス語で日常的に買い物をする市場を意味する「マルシェ」をイメージしており、道の駅では珍しいスーパーマーケットを併設していることもあり、地域住民も足を運ぶ機会が多い。昨年の来場者数は95万人。今年は100万人を見込んでいる。
4月22日・23日には「5周年感謝祭」と題したイベントを行い、飯田高校(飯田市上郷黒田)書道班の生徒による書道パフォーマンスや餅投げ、猿回し、キッチンカーの出店などを行い、にぎわいを見せた。
片桐明支配人は「地域の農業振興や遊休農地を減らす目的も持っている。取り扱っているパンやジェラート、総菜など地元産にこだわり、桃のクラフトビール『桃の誘惑』など、行政と手を取り合い、それぞれのメリットを生かした活動ができている。今後はリニアの開通、三遠南信自動車道の開通もあり、積極的に三遠南信地域と交流したい」と意気込みを見せる。