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松川町で「春のアスパラガス」収穫体験 今シーズンは甘み強め

アスパラガスを紹介する松尾さん

アスパラガスを紹介する松尾さん

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 中央自動車道の松川インターチェンジから車で10分の場所にある「まっちゃん農園」(松川町上片桐、TEL 0265-37-2725)で4月4日、今シーズンのアスパラガス狩りが始まった。

収穫専用のはさみ

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 リンゴやブドウの果樹栽培も手がける同園では、4000平方メートルの畑でアスパラガスをハウス栽培。春採りのアスパラガスの収穫の時期を迎え、収穫体験ができる「アスパラガス狩り」(1,100円)の予約受付を始めた。園主の松尾優(ゆたか)さんは「今シーズンの収穫初めなので、甘みが特段に強い」と笑顔で話す。

 同園は代々続く果樹農家で、アスパラガス栽培は10年ほど前から優さんが始めた。苗を植えて、1~2年は収穫せず茎葉(けいよう)を伸ばし、株を育てる。有機質の肥料と水を与え、草取りを欠かさず、地温を24℃以上に上げて発育を管理。主流のグリーンアスパラの他に、早い時期は紫アスパラガスの収穫体験もある。ホワイトアスパラガスは、長野のフランス料理店など高級料理店へ直接、出荷している。

 アスパラガスの長さを測れる専用のはさみを使い、25センチ以上に成長したものを収穫する。収穫体験用の袋に詰め放題で、1本90グラムほどのものが7、8本ほど入る。以前は直径1センチ以下の細いものが柔らかいとされ多く流通していた。同園では、同じ甘さと味でより柔らかい直径2センチを超えるアスパラガスを目指して、土作りに力を入れて栽培する。

優さんは「アスパラガスは、ゆでてもいいし、かき揚げや素揚げもお勧め。桃の花、リンゴの花と咲きそろい、山並みの景色も素晴らしい松川町で収穫体験を楽しんでいただければ」と話す。

 体験時間は9時~17時。要予約。

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