「創造の現場展」が4月7日~9日、長野県飯田創造館(飯田市小伝馬町、TEL 0265-52-0333)で開催される。
日頃から同館では100以上の団体が、美術や音楽などの文化芸術活動を行っている。各団体は20~90代の幅広い世代が、数人~10人ほどで活動。美術分野は書道・絵画・陶芸・染織・版画・七宝・テキスタイル・華道など、音楽分野はピアノ・二胡(にこ)・コーラスなどで、その他に英語・パソコンなどがある。
当日は25団体が日頃の芸術活動で制作した作品を展示するほか、普段教室で行っている芸術活動の様子を「オープンキャンパス」として開放する。教室によっては、参加者に向けて体験プログラムも用意。音楽イベントは「創造の音楽会(9日13時~16時)」と題して、パフォーマンスアートやダンスの祭典を開くほか、一般から出演者も募る「題名のいらない音楽会」(9日10時~15時)を参加者10組限定で開く。
長野県は2023年度末に同館を閉館する方針を発表している。同館の存続を願う利用者で構成する「飯田創造館を考える会」が、「日頃の活動を見て、知って、体験してほしい」と同展を企画した。大藏光彦会長は「それぞれの芸術活動が『創造の森』を育ててきた。その一人一人が『一滴の水』となって森を守っていく。私たちの活動の場・交流の場への思いを、展覧会から感じていただけたら」と来館を呼びかける。
開場時間は9時~17時(最終日は16時まで)。