トキワ劇場(飯田市銀座5)で3月31日より、映画「とべない風船」の上映が始まり、4月1日・2日、舞台あいさつが行われた。
飯田で映画「とべない風船」上映 地元出身・遠山雄さんらが舞台あいさつ
同作品は、瀬戸内海の小さな島を舞台に、豪雨災害で妻子を失い心を閉ざした憲二と、夢破れて進むべき道を見失った凛子が出会い、交流し、周囲の人の温かさに触れ、立ち直る様子を描いている。
舞台あいさつには監督・脚本の宮川博至さん、憲二役の東出昌大さん、飯田市出身の俳優で憲二の漁師仲間・デクを演じた遠山雄さんが登壇し、作品に対する思い、好きなシーンの話をしたほか、観客からの質問に答えた。「自身にとって映画とは?」という質問に、遠山さんは「子どもの頃から生活の一部として、トキワ劇場やセンゲキシネマズ(中央通り1)で映画を見ているうちに、出たいという思いが大きくなった。今は純粋に『好き』という気持ちが大きい」と答えた。
東出さんは「僕らはまたいろいろな映画に携わり、この飯田で上映できるような作品と共に帰ってきたい」と意気込みを見せる。
上映は13日まで。