飯田の「和食処仁科」(飯田市大王路、TEL 0265-48-6968)が4月1日、「穴子重」の提供を始めた。
名古屋の市場から仕入れる魚介類などを使って伝統的な和食メニューを提供する同店。今回、「うな重」(4,180円)よりもリーズナブルに提供したいと「穴子重」(1,760円)の提供を決めた。淡路産の大ぶりな3Lサイズの穴子を、うな重と同じ工程でさばき、店主の仁科慎二さんが調理する。「直焼して蒸すことで穴子の味を凝縮し、うな重と同様の秘伝のタレで仕上げる。香ばしい皮とふかふかの身を楽しんでいただければ」と笑顔で話す。
2020年に同市松尾町から現在の場所へ移転した同店。古民家をリノベーションし、24人まで利用できる座敷と個室2部屋の他にテーブル席があり、全てを椅子席にした。仁科さんは京都・祇園と名古屋の日本料理店などで修業を重ねた縁で、関西や東海方面から魚介類を仕入れる。野菜や肉などは地元・南信州産の旬の食材を扱う。
「すしのイメージが強い穴子だが、穴子の身の柔らかさを口いっぱいに楽しんでほしいしと試作を繰り返し『穴子重』に仕上げた。移転オープンしてからコロナ過になり大変だったが、お客さまにとても励まされた。物価高で大変な中、リーズナブルな『穴子重』で家計を少しでも応援したい」と仁科さん。
営業時間は11時~14時、17時30分~22時。火曜定休。穴子重は前日までに要予約。