道の駅遠山郷「かぐらの湯」(南信濃和田)の近くの遠山川沿い堤防にある河津桜が見頃を迎えている。今年は昨年より8日早い3月9日に開花した。
河津桜は、南信濃和田出身で浜松市在住の飯島祐男さんから苗木200本が寄贈され、2001(平成13)年1月、道の駅遠山郷「かぐらの湯」から松島橋までの約2キロにわたって植樹。現在は、当時に比べると本数は少し減り180本ほどになっているが、毎年淡いピンク色の花を咲かせ、訪れた人の目を楽しませている。対岸には遠山桜(ソメイヨシノ)が約2.5キロにわたって植えられている。例年の開花は3月下旬だが、今後の気温や天候により開花が4月になることもあるという。
3月26日には、道の駅遠山郷「かぐらの湯」で、地元の青壮年有志主催のイベント「輪(わ)っしょい遠山 桜×うまいもんまつり」を初開催。当日は飲食ブースの出店や和太鼓、バンドによるステージ発表、フリーマーケット、輪投げ、ヨーヨーすくい、射的などを行う。
遠山郷観光協会の菅原慎一さんは「イベントの時には河津桜の見頃は終わりに近いが、遠山桜の開花はこれから。まだまだ桜の時季が続くので遠山郷に足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。温泉の「かぐらの湯」は休止中。