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「妖怪影絵劇 ゲゲゲの鬼太郎」 飯田文化会館で上演

皮影戯(ピーインシー)の手法

皮影戯(ピーインシー)の手法

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 「妖怪影絵劇ゲゲゲの鬼太郎」が3月12日、飯田文化会館(飯田市高羽町5)ホールで上演された。

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 物語は、骨董(こっとう)店に古い鏡を持ち込んだ少年ユウトが、その鏡の中に吸い込まれ、鬼太郎をはじめとする妖怪たちと手を取り合い、元の世界に戻るため悪い妖怪に立ち向かう内容。上演したのは東京都武蔵野市に拠点を置く「劇団影法師」。同公演では「皮影戯(ピーインシー)」という中国に伝わる伝統的な手法が用いられ、人形には動物の皮を使い、「美しい色彩や生きているかのような動きが特徴」だという。

 上演に続いて、木をたたき合わせてげたの音を表現したり、膝をたたいて雨音を表現したりと、劇中で使われる音を再現するワークショップも行った。

 骨董店の主人などを演じた葛西千里さんは「コロナの影響が出て以来、初めてこれだけ多くの人に見てもらえてうれしい。ワークショップも盛り上がって楽しかった」と振り返る。

 同公演は「いいだ人形劇フェスタ特別講演」として、昨年中止になった同フェスタと今年開催予定のフェスタをつなぐ公演という思いで企画。原田雅弘実行委員長は「子どもから年配の方まで幅広い年齢層に楽しんでもらえ、人形劇を心待ちにしていることが感じられた。8月のフェスタに向けて良い橋渡しになった」と笑顔を見せた。

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