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飯田・山本地区で文化祭 3年ぶりに開催、親子連れらでにぎわう

展示の様子

展示の様子

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 飯田・山本で3年ぶりの地区文化祭が3月5日、山本公民館(飯田市山本)で開催された。この2年はコロナ禍で中止していた。

キッチンカーに長蛇の列

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 当日、講堂のステージには13団体が出演。地元のコーラスグループやカラオケクラブ、中学校の合唱部や吹奏楽部などが日頃の練習の成果を披露。1階・2階のロビーや会議室、研修室などでは地元の婦人会や小学生、園児らの絵画、書道、染め物、写真、手芸品などの展示、骨密度や握力などを測定する健康チェックコーナー、フラワーデザインの体験、展示も行われた。

 駐車場ではキッチンカーが出店し、ポップコーンや焼き芋、タピオカ、焼きたてピザなどを販売。このほか、山本商工会女性部による五平餅、Yamamoto International友の会は、フィリピンのおかゆ「アーロスカルド」を振る舞うなどした。お昼近くには各出店に長蛇の列ができた。

 文化祭には、旭ヶ丘中学校(大瀬木)や阿智高校(阿智村春日)の生徒らもボランティアで参加。同公民館が各校へ呼びかけ、中・高合わせて7人の有志生徒が集まった。受付やステージ発表の裏方などを担当した。

 阿智高校2年の宮毛我空人(がくと)さんは「文化祭の手伝いは初めて。ステージ発表の裏方は大変だけど、いろいろな演目があって楽しい。少しでも地域貢献ができれば」、受付を担当した1年の中島瑞穂さんは「スタンプラリーに参加した子どもに景品を渡したとき喜んでくれた。参加して良かった」と、それぞれ話す。

 何年ぶりかに足を運んだという市内在住の30代女性は「フィリピンのおかゆ、アーロスカルドを初めて食べた。ショウガがたっぷり入っていて体が温まった。肌寒い日にはちょうどいい」と笑顔を見せた。

 山本公民館主事の樋口晋哉さんは「公民館委員や有志の協力があって文化祭が成り立つ。今後も地域住民をうまく巻き込んで、次年度以降も盛り上げたい」と意気込む。

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