環境省が日本一星空観察に適した場所に認定している阿智村で現在、スマートフォンで鮮やかな星空を撮影する体験ツアーが開催されている。主催はスタービレッジ阿智誘客促進協議会。

受付の様子

　今回は、同村の富士見台高原ロープウエイ・ヘブンスそのはら（智里、TEL 0265-44-2311）で開催している「天空の楽園　NIGHT　TOUR」の中で、同社が企画する「日本の美しい星空を身近に感じるプロジェクト第2弾」として開催。1日100組先着で、「Google　Pixel」の天体写真機能を活用し撮影する。

　当日は、ロープウエーで富士見台高原まで移動し、ロッヂでGoogle Pixelと防寒着、三脚のセットを無料でレンタル。スタッフから撮影方法、写真の保存方法などの指導を受けた後、雪原へ出て星空を撮影する。終了後、自分のスマホに撮影した写真を保存し、持ち帰ることもできる。

　このほか、2年ぶりに開催しているプロジェクションマッピングも鑑賞。クリエーティブカンパニー「ネイキッド」（東京都渋谷）が手がける。テーマは「Happy　Stars」で、無数の星々が輝く星空の下に広がる雪原に、色鮮やかなライティングで、映像を通して宇宙の惑星や星々がポップに舞い踊る様子を演出している。

　同協議会事務局長の松下仁さんは「標高1400メートルの山頂で、満天の星と光の演出、さらに星空の撮影体験ができる、冬だけの特別イベント。この機会に是非、阿智村に足を運んで」と呼びかける。

　星空撮影は、ナイトツアーの参加者が対象。開催時間は19時～20時30分。体験料金は、大人（高校生以上）＝2,000円～、子ども（小・中学生）＝1,000円～。開催日によって変動あり。ウェブでの事前予約のほか、当日申し込みも受け付ける。3月26日まで。