ツアーオブジャパン(以下TOJ)信州飯田ステージのプレイベントとなる「信州飯田クロスレース」が3月21日、飯田市川路多目的グラウンドで開催される。
同レースは2007(平成19)年に第1回大会を開催し、2009(平成21)年にはシクロクロス全日本選手権大会まで開催したレース。その後は、中川村で「シクロクロスミーティング南信州ステージ」として受け継がれ、日本代表選手も輩出している。川路での開催は12年ぶり。
自転車のオフロードレースであるシクロクロスは、ロードレースを走る選手たちの冬場のトレーニングとして始まったとされ、ロードレースなどに比べて短い競技時間(1時間以内)であるのが特徴。河川敷など身近な場所で楽しむことができる。
飯田市は2005(平成17)年5月にTOJを開催して以来、自転車を地域振興の一助と位置付け、さまざまな試みを行ってきた。今年は多くの人たちが自転車レースに親しんでもらう大会として、天竜川の治水対策で形成されたオフロードコースを使った大会を企画した。事務局を務めるキャンパーズヴィレッジ自然学校「ボンシャンス」の鈴木道郎さんは「トップ選手から初心者・子どもまで参加できる大会で、レース未経験の人もぜひ、チャレンジしてほしい。直前に同会場で初心者向けシクロクロススクールも開く」と呼びかける。当日の観戦者にはたき火を囲んでマシュマロバーベキュー食べ放題を提供するという。
参加費は1人2,000円(高校生以下は無料)。スポーツエントリーから申し込む。