阿智村の「ヘブンスそのはら」(阿智村智里)で4月16日、日本一の星空ツアー「天空の楽園ナイトツアー」が今シーズンも始まった。2006(平成18)年に環境省が実施した全国星空継続観察で「星の観察に適していた場所」の第1位に認定された同村は、星空を売りにしたナイトツアーを行っている。
ヘブンスそのはら山麓駅からゴンドラに乗って標高1400メートルの山頂駅へ。付近の気温は約5度。雪が解けた山頂駅周辺の芝生に約400人が集まった。20時のカウントダウンで人工の明かりが全て消え、満月の月明かりながらきれいな星空が上空に現れた。
星空解説を担当している星兄(ほしにい)さんは「満月の明かりがあってもこれだけの星が見えるのはさすが阿智村」と紹介。基準となる北極星を見つけた後、春の星座や冬の星座をユーモアを交え解説。子どもたちからは笑い声も聞こえた。
同ツアーはピーク時には2000人程が来場する。この日、名古屋から来た女性2人組は「楽しかった。月が明るかったけど、それはそれできれいだった。解説も面白く興味深く話を聴けた」と満足げな表情を浮かべた。
2022年シーズンは2023年3月26日までを予定。料金は、大人=2,000円、小中学生=1,000円。